世紀の一戦でファンが集団訴訟

 アメリカのスポーツ専門局ESPNなどの報道によると、2日にネバダ州ラスベガスで行われたプロボクシングの世界ウエルター級王座統一戦で、マニー・パッキャオ(フィリピン)が右肩の負傷を隠してリングに上がったため損害を被ったとして、ネバダ州の住民らが5日、パッキャオ陣営を相手取って500万ドル(約6億円)以上の賠償を求める集団訴訟を起こしたそうです。

 住民らは「パッキャオ陣営は、パッキャオが深刻な怪我をしており、戦いに深刻な影響を与える可能性を分かっていた」と主張。ファンはそうした情報を知らされないまま、試合直前に発売された高額な入場券を購入したほか、有料放送を視聴したりパッキャオ勝利に賭けたりして損害を受けたとしています。

 世紀の一戦と言われた統一選は、パッキャオがメイウェザーに判定負け。試合後のインタビューでパッキャオは3週間前に右肩を怪我していた事を明かし、検査の結果右肩の腱板を断裂しており、今週末にも手術を受ける予定だと言う事です。

NYでエボラ陽性反応

 ニューヨーク州のクオモ知事とニューヨーク市のデブラシオ市長が23日に記者会見で発表した所によると、西アフリカのギニアでエボラ出血熱の治療活動に参加して帰国したアメリカ人男性医師(33)が、エボラ出血熱の陽性反応が確認されたそうです。

 この医師は「国境なき医師団」の一員としてギニアで活動し、今月17日にニューヨークに戻っていました。23日朝から発熱など感染の兆候が表れ、すぐに隔離施設を整えた市内の病院に収容されました。その前日の夜には、ニューヨークで地下鉄に乗ってボウリング場に出かけており、感染の拡大が懸念されます。

 どうも先進国の対応が楽観的でいけません。感染地域からの帰国者、特に医療従事者は他者と接触しないように特別機で帰国させ、潜伏期間が過ぎるまで完全隔離しておくべきです。あるいは、現地で潜伏期間が過ぎるまで隔離した後帰国させるか、どちらかにするべきでしょう。先進諸国で感染が広がるような事態になったら、それこそ収拾がつかなくなります。

中年の星、未成年部員に飲酒させる

 2004年に開催されたアテネオリンピックのアーチェリー男子個人で、銀メダルを獲得した山本博氏(51)が5月、部長を務めていた日本体育大学アーチェリー部の未成年部員に飲酒させていたことが判明しました。
 山本氏は6月23日に部活動を所管する「学友会」に辞任を申し出て、7月1日に受理されています。

 静岡県掛川市で世界学生選手権最終選考会が開かれていた5月8日、山本氏は市内の飲食店に部員やコーチと入店した際、未成年の部員2人にワインを勧めて飲ませたそうです。同大学の広報課によると、山本氏は「成績が良かったことがうれしく、心が大きくなってしまった。未成年に飲酒させてはならないのは当然で、大変重く受け止め反省している」とコメントを出していると言うことです。

 山本博氏は、日本体育大学在学中に出場したロサンゼルスオリンピックのアーチェリー男子個人で銅メダルを獲得。41歳になったアテネオリンピックでも、同じ種目で銀メダルを獲得、「中年の星」と呼ばれて脚光を浴びました。
 今年4月には東京都体育協会会長に就任し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてジュニア選手の育成に取り組んでいたのですが、残念です。