国連が現金不足

 国連のグテレス事務総長が、「現金が底をつきそうだ」とする、財政難を訴える書簡を職員に送っていたことがわかりました。

 原因は分担金を支払っていない加盟国が多数あることで、その数は加盟193カ国中81カ国にのぼります。その多くはアフリカ諸国、内戦が続くシリアや経済制裁を受けているイラン等の中東諸国。そして、同じく経済制裁を受けている北朝鮮等の経済力が弱い国。しかし、実は世界一の経済大国アメリカも分担金の支払いを延滞し続けています。

 グテレス事務総長は加盟各国に、期限通り分担金を納めるよう求めていますが、独立国家に対して強制力はありませんし、支払わないことに対する罰則もありません。そして、分担金を期限通り満額納めても特典があるわけでもない。完全に、正直者が馬鹿を見る状態となっていますから、ますます支払いが滞ってしまいます。

 日本は毎年満額納め続けているのですが、未だに国連では敗戦国の扱い。この状況、上手く利用すれば、と思いますが、日本は伝統的にそう言った駆け引きが苦手。多分なにもできないでしょう。せめて、他の国の分まで負担させられないようにして貰いたい。

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