国連が現金不足

 国連のグテレス事務総長が、「現金が底をつきそうだ」とする、財政難を訴える書簡を職員に送っていたことがわかりました。

 原因は分担金を支払っていない加盟国が多数あることで、その数は加盟193カ国中81カ国にのぼります。その多くはアフリカ諸国、内戦が続くシリアや経済制裁を受けているイラン等の中東諸国。そして、同じく経済制裁を受けている北朝鮮等の経済力が弱い国。しかし、実は世界一の経済大国アメリカも分担金の支払いを延滞し続けています。

 グテレス事務総長は加盟各国に、期限通り分担金を納めるよう求めていますが、独立国家に対して強制力はありませんし、支払わないことに対する罰則もありません。そして、分担金を期限通り満額納めても特典があるわけでもない。完全に、正直者が馬鹿を見る状態となっていますから、ますます支払いが滞ってしまいます。

 日本は毎年満額納め続けているのですが、未だに国連では敗戦国の扱い。この状況、上手く利用すれば、と思いますが、日本は伝統的にそう言った駆け引きが苦手。多分なにもできないでしょう。せめて、他の国の分まで負担させられないようにして貰いたい。

高畑勲さん死去

 「天空の城ラピュタ」や「風の谷のナウシカ」でプロデューサーを務め、「火垂るの墓」や「平成狸合戦ぽんぽこ」の監督としても知られる高畑勲さんが5日、肺がんのため亡くなりました。82歳でした。

 高畑さんは東京大学文学部仏文科卒業後、東映動画に入社。「狼少年ケン」や「太陽の王子 ホルスの大冒険」で演出を務め、その後Aプロダクション(現シンエイ動画)に移籍。そこで宮崎駿と共にルパン三世の演出を担当。ズイヨー映像では「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」等を演出、「じゃりン子チエ」えはチーフディレクターを務めました。

 その後「風の谷のナウシカ」でプロデューサーを務め、宮崎駿にスタジオジブリの設立を提案、自らも設立に参加して天空の城ラピュタではプロデューサーを、「火垂るの墓」や「おもひでぽろぽろ」、「平成狸合戦ぽんぽこ」、「ホーホケキョ となりの山田くん」、「かぐや姫の物語」で監督を務めました。

 宮崎駿の東映動画時代の先輩であり、長年の盟友でもありました。宮崎駿にとっては特別な存在で、恐らく高畑勲がいなければ、今の宮崎駿はいなかったでしょう。

31万8千人分で入力ミスか

 日本年金機構の20日発表によると、2月に支給された年金で、約130万人分が過小支給だった問題で、原因となった入力ミスは318000人分になる見込みだそうです。

 同機構は昨年8月、約500万人分のデータ入力を都内のSAY企画に委託していましたが、この業者が契約に違反して中国の企業に再委託。そこで入力ミスが発生したと見られます。

 委託先はSAY企画の切田精一社長が役員を務める大連の会社で、切田社長は関連会社に業務を分担すると言う認識で、契約違反になるとは思っていなかったと言う事です。

 元々は所得控除の手続きをするための扶養親族等申告書が、昨年から大幅に仕様が変更され、記入ミスや未提出が続出。そこへ更に委託先企業が中国へ再委託してデータの入力ミスが大量発生と言うコンボ。

 データ量が多くてSAY企画だけでは処理しきれない、のが再委託の理由のようですが、だったら最初から仕事受けるなと言う話。日本年金機構も、能力の無いところに委託するなと言う話。個人情報を扱っている、と言う自覚が足りないとしか思えませんし、その個人情報を大量に中国へ送って入力させるなど論外です。